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いよいよ今年アメリカ合衆国のリーダーを決める大統領選挙が始まります。

前々回(2000年)の大統領選はアメリカ最大の恥じと言われた程ドタバタ劇を演じた事を記憶されている方も多いはず。

あの時ゴアが大統領になっていたらこれ程までのテロ攻撃はなかったのか?イラク戦争はなかったのか?などと考えるとアメリカの大統領を選ぶという事は今や世界のトップを選ぶという事が分かります。

さて、アメリカの大統領選ですが、4年に1度行われる事は皆さん結構知っている事と思いますが、忘れがちなのが夏のオリンピックと同じ年に開催されるって事。どちらも白熱する面白いイベント?ですよね。

しかも日本の総理大臣を選ぶのとはちょっと違って複雑!ある程度の権力が集中する国のトップを選ぶわけですから独裁者にならないような人物を選出する為に約1年の歳月をかけて、数々のハードルをクリアした人のみが大統領になれる訳です。今回はこれから選出されるアメリカ大統領がどうやって選ばれるのか? 

大統領には誰がなれるの?

大統領になる為には当然ながらまず立候補しなくてはなりません。大統領になれるか否かは別として立候補するのは下記の3点を満たしていれば誰でも出来ます。

1.米国生まれである事(帰化者は不可)
2.14年以上アメリカに住んでいる事 
3.年齢35歳以上である事。
だからシュワちゃんはカリフォルニア州知事にはなれてもアメリカ大統領にはなれないって訳。

有名人や大富豪であれば当然候補者として立候補可能。しかし、実際にはアメリカは共和党と民主党の二大政党制が確立されているので、独立系で立候補しても殆ど無理。両党の党大会(全国大会)で候補者として指名されることがまずは長い戦いの最初のハードルを越える最低条件となります。

また11月の本選挙は、
1.18歳以上で米国籍を有しいる事。
2.市町村の選挙登録事務所に登録する事。この2点をクリアすれば誰でも投票できます。

大統領選の流れ

アメリカでは新しい大統領が選出されると前政権の閣僚は勿論の事、大使や官僚までが全てが入れ替わり、全く新しい政府が誕生します。この辺も議席にこだわり打算やシガラミにとらわれる日本の政治とは全く違います。

実質的な選挙戦は年明けから全米の各州で政党別に行われる予備選挙、あるいは党員集会、7月〜8月の全国党大会、11月の一般投票といくつかのハードルを越えないと大統領にはなれない仕組み。

アメリカは国民参加型の一般投票をしますが、実は一般の人々が直接大統領を選ぶのではなく間接選挙といって、大統領を選ぶための大統領選挙人を選ぶのです。 この辺は少々複雑なのでもっと詳しく解説しましょう。

予備選挙:候補者を選ぶ代議員を選出

簡単に順を追ってそれぞれの流れを解説すると、まず予備選挙。先にも述べた通り大統領になる為には11月の全国大会で投票権を持つ各州選出の「代議員(Delegates)」の支持をどれだけ多く獲得するかがポイントとなります。

この代議員を選ぶのが予備選挙。この代議員の定員(前々回2000年大統領選での総代議員数:民主党4334人、共和党2065人)は各党が州ごとに決めていますが、選出する方法は投票形式による「予備選挙(primary)」と地域党員の合議による「党員集会(caucus)」など各州の党委員会に任されています。

1月のアイオワ州を皮切りに全米各州で6月まで続きます。このうち予備選と党員集会が集中する3月上旬の火曜日はこの日で各党の最終候補者がほぼ確定してしまうため、決戦の日という意味で「スーパー・チューズデー(Super Tuesday)」と呼ばれ、前半戦最大のポイントとなります。6月までには各党の全国党大会に出席する州代表の代議員が選ばれます。

全国大会:各党1人だけの統一指名候補を決める

夏に開催される両党の全国大会で各党1人だけの統一指名候補を決定します。

これは50州全ての予備選挙や党員大会で選出された代議員の投票により決定されます。この投票で過半数を獲得した候補者が正式に各党の指名候補者となりますが、大抵各州の予備選挙や党員集会で既に決まっています。そのため全国大会は、選挙というよりは本選挙前の共和・民主それぞれの結束を図る為のお祭的イメージが強いイベントとなります。

選出された共和、民主両党の候補者は9月上旬の国民の休日「労働祭=laborDay」から一般投票(11月第1月曜日の次の火曜日)に向け選挙戦に突入します。全国遊説やテレビ討論会など数々の戦略が入り混じった戦いは国民の一大関心事となるのです。

本選挙:「大統領選挙人」を選ぶ間接選挙


前述の通り有権者は直接大統領候補に投票するのではなく、この本選挙で各州で政党によって指名されている「大統領選挙人」を選びます。

選挙人数は最大のカリフォルニア州 54人からバーモント州、アラスカ州など3人までと、連邦上下院議員と同数でこれにワシントンD.C.の3人を加え総数は538人です。 11月の一般投票で有権者は支持する大統領候補者に投票し、得票は州単位で集計されます。ここで過半数の270人の大統領選挙人を獲得するれば実質的には次期大統領が決定するわけです。

ここで面白いのがアメリカ大統領選挙の大きな特徴である「勝者独占方式(Winner-Take-All)」と呼ぶ仕組みです。これはその州でより多くの票を獲得した大統領候補者がその州に割り当てられている全ての大統領選挙人を独占する事が出来るというものです。

たとえば、イリノイ州で共和党マケイン候補のリストが1万票、民主党オバマ候補のリストが1万1票を獲得したとすると、オバマ候補の方が1票多いだけでもイリノイ州の選挙人分をすべて獲得出来てしまうというものです。

前々回2000年の選挙を振り返って頂くとお分かりだと思いますが、総得票数ではゴアがブッシュよりも上回っていたにもかかわらず、最終フロリダ州を獲得し獲得州数はブッシュが多かった為にドタバタ劇の末ブッシュが大統領に就任したのです。

この後、12月中旬に形式的な「選挙人投票」が行われ、翌年1月、上下両院の合同会議で開票して正式に当選が確定。さらに1月20日、首都ワシントンで盛大に挙行される大統領宣誓式経て新政権がスタートします。

大統領選で総入れ替えの中央官僚

日本とアメリカの選挙の大きな違いは冒頭で述べた通り新大統領が誕生すると前政権の閣僚は勿論の事、大使や官僚までが全てが入れ替わり、全く新しい政府が誕生するという事。

日本で首相や大臣が変わっても官僚までもが入れ替わることは殆どありませんが、アメリカの場合各国大使も含めた3,700人あまりの中央官僚及び全米に点在する連邦機関の所長クラス16,000人もの人事異動が行われます。

現政権では、ホワイトハウスを中心に15の省庁とCIAや連邦準備制度理事会、FBIのような独立行政機関がありますが、今年の大統領選が終わった時にはワシントンDCにいる顔ぶれは全く変わってしまうという訳です。

大統領選挙の流れ
共和党 民主党
1〜6月
予備選挙、党員集会 「代議員選出」
7〜8月




全国党大会 統一候補を指名
共和党
指名候補 A氏
民主党
指名候補 B氏
独立系
候補 C氏
8〜12月





一般投票に向けた選挙活動  「選挙人」の選出
   
一般投票
 
11月
第1月曜日
の翌日
22州分 選挙人枠
A氏 支持者多数
28州分 選挙人枠
B氏 支持者多数
0州分 選挙人枠
C氏  







集計
   
A氏は選挙人
258名確保
B氏は選挙人
280名確保
C氏は選挙人
0名
12月
第3日曜日
選挙人による投票
   
翌年1月6日 開票
   
翌年1月20日 B氏 大統領就任


大統領候補者の横顔

民主党
バラック・オバマ 候補 1961年 8月4日生まれ) 上院議員( イリノイ州 選出) ハワイ州出身。
選挙により選ばれたアメリカ史上3人目、現在唯一のアフリカ系上院議員。 母親は 白人 父親が黒人。

立候補時点で民主党の有力候補とされた前大統領夫人 ヒラリー・クリントンと指名争いを激しく展開。いずれが勝利してもアメリカ史上初となる黒人大統領、女性大統領の誕生となることから大いに盛り上がった。演説の巧みさ、聴衆を惹きつけるカリスマ的魅力から35代大統領 ジョン・F ケネディの再来とまで形容されている。

共和党
ジョン・マケイン 候補 (1936年 8月29日生まれ)  上院議員( アリゾナ州 選出) パナマ出身。

共和党の重鎮議員だが、 党派 にとらわれず共和党政権への厳しい批判も辞さないことから、 maverick (一匹狼)とニックネームがつく。2004年 の大統領選挙では民主党 ジョン・ケリー候補の副大統領候補として名もあがった。

海軍航空士官として ベトナム戦争 に従軍。 1967年 に北ベトナム上空を飛行中に撃墜され、5年間に渡って捕虜となり2年間の厳しい拷問に耐えたエピソードから今ではベトナム戦争の英雄と言われている。

今回共和党マケイン候補が勝てば12年連続共和党政権となり、民主党オバマ候補が勝てばアメリカ史上初となる黒人大統領が誕生することとなる。



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