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 アメリカで輝いている人 VOL.7
 梅田 香子 さん (MRS. YOKO UMEDA)
 スポーツライター
 
アメリカで活躍されている方々にインタビューをし、その人の活躍の場、内容、素顔を通じよりアメリカを知っていこうと企画された“Brilliant People” 輝いている人!

第7回目に登場いただくのは女性スポーツライターの梅田 香子さんです。
梅田さんは短大卒業と同時に「勝利投手」(河出書房)で文藝賞佳作受賞。この作品は12万部のベストセラーとなり、東映でアニメ化にまでなりました。これがきっかけでプロのライターとして活躍されています。

−経歴−
1964年 東京都国分寺市生まれ
1986年 実践短期大学英文科卒業
      「勝利投手」(河出書房)で文藝賞佳作受賞。この作品は12万部のベストセラーとなり、東映でアニメ化
      までされる大ヒットとなる。 
1990年 アメリカ大リーグ シーズン取材の為渡米。ご主人となる菊田さんと出会う。      
1991年 結婚を機にシカゴに移住。野球、バスケットボールを中心にスポーツライターとして活躍。
現在、東京中日スポーツ、スポーツナビ、月刊メジャーリーグなどの連載を主な仕事とし、ミュージシャンのご主人、5歳と8歳の娘さんをもつ2児の母。シカゴ市郊外に在住。

野球好きの少女がスポーツライターに!?

子供の頃から野球がとても好きだったんです。はじめは漫画のドカベンをみて野球ファンになり、丁度その頃中日が優勝、すぐに中日ファンになりました。その後江川ブームが沸き起こりといった感じで野球に興味を持つような事ばかりが多かった時でした。中日ファンだった私は短大に入った頃から勝手に星野新聞というミニコミ誌を作り、その中で連載の小説を書いていました。内容的には夏の甲子園決勝で肩を壊したエースの代わりに登板した女子高生が実力を認められプロ野球入り。キャッチャーとの恋愛もありといった野球を題材にした楽しめる小説です。

憧れの星野監督と対談

そのミニコミ誌が話題になり、たまたまNHKのディレクターの目にとまりました。そんなに中日ファンなのだったら「サンデースポーツ」の本番前に遊びに来ないかと誘ってくれたのがきっかけで星野さんとお話させていただける機会をもらいました。当時私が短大生だったり、小説に出てくる登場人物が実名入りだったりと話題性があったのも事実ですが、今から思えばマスコミがとてものどかな時代だったんですね。

卒業と同時に初めて送った作品が文藝賞の新人賞に。

星野新聞に連載していた小説をせっかくだから出版社に送ってみようと思い、文藝春秋のオール読物に応募しました。当時はワープロもない時代ですから400枚の原稿用紙になり、それを送ったのですがすぐに送り返されてきました。オール読物への応募は70枚までだから私の送った小説は新人賞の方に送りなさいという事だったんです。今では考えられない程親切な時代ですよね。私の無知も恥ずかしい限りですが(笑い) それで気を取り直して新人賞に送ったら見事文藝賞の佳作となりました。その時の選考委員でいらっしゃった江藤淳さんが大の中日好きだった事も幸いしたのかもしれません(笑い)

文藝賞とは?

この賞は今の長野県知事でいらっしゃる田中康夫さんの「何となくクリスタル」や山田詠美さんの「ベットタイムアイズ」 堀田 あけみさんの「アイコ16歳」 最近では芥川賞を受賞された「蹴りたい背中」の作者である綿矢 りさ さんが2001年 「インストール」 で第38回新人賞を最年少17歳で受賞された事などが有名ですね。芥川賞や直木賞の登竜門といったところでしょうか。



受賞によって何か変わりましたか?


色々変わりましたよ。「勝利投手」 は12万部売れたベストセラーとなった事もありアニメ化されました。その契約で初めて実印も作りました。読者から沢山手紙を頂きました。これは嬉しかったですね。印税もそれなりに入るようになりましたから、当時努めていた会社でちょっとした揉め事もありました。会社側は大目に見てくれていたのですが、職場では副業は問題じゃないか等と言われました。ジェラシーもあったのかもしれませんね。それだったら思い切ってライターになろうと心に決めました。本が良く売れたお陰でプロ野球のキャンプ巡りや記事依頼など仕事には困りませんでしたから不安は全くありませんでしたし。唯一の問題は家族からの猛反対でした。当時フリーライターなんて職業も一般的ではないし、実家はどちらかというと固い家系だったものですから納得してもらうのが大変。今も分かってくれているというより諦めているというのが正しい表現かもしれませんね(笑い)

作家ではなく何故スポーツライターに

私は下積み時代がないまますぐに色々なお仕事を頂いていましたから、正直な話最初の5年程は何をやりたいのか分かっていなかったんです。名刺の肩書きも作家でしたし、原稿料が幾らかも知らず、気がつくと振り込まれているといった感じでした。日本ではスポーツライターという職業自体がはっきりしていませんでしたし、まして女性という点では山口洋子さんがデイリースポーツに書かれていたくらいで女性ライターとう存在も珍しかった時代です。アメリカに来て初めてスポーツライターの地位を認識したというのが本音です。スポーツライター出身のサム スミスやフランク ディフード
はNBA全体をプロデュースしていますし、選手たちもライターを認めてくれています。

特別に勉強している事、努力している事

当たり前の事ですが、頭でっかちになってはいけないと思うのですが、ある程度の知識は持っていないと話になりませんから、その点は良く勉強します。それと私は基本的に数字に弱いので数字は必ずメモを取ります。そして忘れ物をしない(笑い)

ミュージシャンの菊田俊介さんとの出会い、結婚そしてアメリカ移住

1990年にメジャーリーグの取材でアメリカに来たのがきっかけで主人に会いました。野球のオフシーズンは暇ですから何をやろうかと思っていた時にシカゴに来たからにはブルースを聴かなくてはという事でブルースを聴きにロザスラウンジに行きました。その時ルイス マイヤーズと競演していたのが主人だったのです。私は全く音楽に疎く、ミュージシャンである彼にポジションは何処などと頓珍漢な質問をしてました(笑い)その後野球の話で盛上がり3ヶ月程付き合った頃、仕事がらすれ違いの生活が多かったので、それなら結婚しようって事になって。
3ヶ月付き合えば結婚出来る人かどうか分かりますよね。10月30日に入籍したのですが、その年の12月に彼が抽選永住権に当たって私も一緒に取れました。当時報道ビザを持っていたので、グリーンカードをそれ程欲しいとは思っていませんでしたけど、今から思えば運が良かったですね。

成功者の条件、共通点

仕事柄有名スポーツ選手には沢山会います。やはり成功者に共通している事は失敗をくよくよ悩まない。そして常に新しいものを取り入れて変わっていく。この事はイチローや野茂、ジョーダン、星野監督はじめ全ての人に共通します。それと皆とても優しい。

野茂がジョーダンに会いたい。

成功者の優しさに関してのエピソードですが、ノーラン ライアンの広報担当が一切のインタビューを断っていた時に、日本のニュースステーションからインタビューがしたいと私に依頼来たのです。状況は分かっていましたので広報を通したら絶対断られると思い直接ノーランにお願いしました。彼も私の事を分かってくれていましたので即答で了解してもらいました。これで私の日本のメディアに対して顔が立ちました。また、野茂がマイケル ジョーダンに会いたいと言ってきたのでジョーダンの試合後に会えるようにセッティングしました。流石に私も騰がってしまって英語が上手く出てこなくなってしまったのですが、その時ジョーダンがそれを察してくれて私の肩をポンポンとたたいてくれて軽いジョークを言ってくれました。その時もとても救われました。彼らは本当にさりげなく人を思いやる優しさを身につけています。

高津選手にインタビュー

今度ホワイトソックスと契約した高津選手も楽しみです。入団会見の時は緊張していましたね。会場が大学の講義室のような作りになっている為選手は記者達に見下ろされるような感じになってしまうのです。その点選手たちからはあまり評判の良い会場ではないのです。日本の場合インタビューされる人は壇上に上がりますから高津選手にとっては馴染みのない会場でのインタビューでしたから余計緊張感が高かったと思います。見る人にとっては本当はホワイトソックスに入りたくないんじゃないかと思われる程顔が厳しかったのですが、ユニホームを手渡された時から満面の笑顔。ずっとニコニコしてました。会場から外に出たときも零下だったので皆コートなど着込んでいましたが、高津選手だけはユニフォーム姿で終始ニコニコしていました。本当に嬉しかったんだと思います。とても良い人がシカゴに来てくれて嬉しいですね。

日本人ライターとアメリカ人との違い


野茂のデビュー当時はまだまだ違いがあったように思います。語学の問題もありましたし、基本知識が乏しかった事もあると思います。私もスポーツライター24時間で日本のマスコミの駄目な所を書いた事もありますが、今は随分良くなったと思います。アメリカのライターは選手のプライバシーを追及しないと言われていますが、結構ありますよね。ナンシー・ケリガンvsハーディングの事件以降アメリカ人のゴシップ好きはエスカレートしたように思います。中田選手と村上龍さんの対談の中でも選手にインタビューするのに「どーですか?」はないでしょう。みたいな事が書かれていましたが、アメリカでもWHT'S UP ? や WAHT'S NOW ? 何て聞き方をする時はありますもんね。
でもこれは選手とライターとの間に信頼関係や絆があって初めて出来る質問でもありますけどね。

日本人大リーガーは焼肉がお好き!?

日本人大リーガー同士の情報網も凄いですよ。皆携帯で連絡を取り合っているみたいで、何処何処ホテルではトンカツが食べられるとか、どの店は遅くまで開いているとか。野球選手は食べ物に気を使うし、美味しいものを食べ慣れているから舌が肥えている。だから日本で食べられるものよりはアメリカで美味しいものを食べたいんでしょうね。焼肉何て大好きですよ。


何をしている時が楽しいですか?

私も野球と食べる事が大好きです。美味しいものを食べている時はとても幸せを感じます。それと子供と遊んでいる時が楽しいですね。下の娘がまだ5歳ですから、色々と一緒に遊んでいます。


最後にシカゴのお薦めスポットをご紹介ください?

やはりシカゴはスポーツとミュージックですね。メジャーリーグは勿論ですが、アイスホッケーもなかなか面白いですね。ホッケーではブラックホークスが有名ですが、この前娘二人とウルブスの試合を観に行ったのですが、二人共飽きずに最後まで観ていました。やはりアメリカのゲームは試合の内容だけではなく、途中のパフォーマンスが観客を飽きさせないように上手く演出されていますよね。バスケットボールもブルスが弱くなったお陰で(?)チケットも入りやすくなりましたからお薦めです。それとブルースにジャズバーといったところは僅かなお金で最高の音楽が聴けるのでとてもお薦めです。

本日はご多忙の中、貴重なお話を聞かせて頂きまして有難うございました。

インタビュー後記
お話を聞いている時に何気なく出てくる人達の名前の凄さに驚かされます。日本人メジャーリーガーだけではなく、マイケル ジョーダンやノーラン ライアンなどバスケットや野球の神様と呼ばれている人達がまるで友達のような存在で話に登場。これも梅田さんの気さくで陽気な性格だからこそ彼らも心を許し身近な人にしてくれるのだと思います。インタビュー中本当に楽しそうに野球の話をしてくれました。とても純粋で素敵な女性です。女性ライターとして色々なご苦労があった事と思いますが、全くそんな事を感じさせず明るく楽しい時間を持たせて頂きました。成功者の共通点でくよくよ悩まないと言われていました。やはり梅田さんも成功者の条件をお持ちだと感じました。
お忙しい中お時間を頂き、大変有難うございました。

小坂孝樹

関連リンク
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