暮らしの情報館
生活
働く
駐在員情報
電話帳
おでかけ情報
アミューズメント
鑑賞
スポーツ
観光・見所
トラベル
レストラン
ショッピング
便利情報
ガイド
オンラインストア


ギリシャ街の Tarpon Springs(ターポン・スプリングス)

「十二哩の暗礁の下に( Beneath the Twelve Mile Reef:1954年)」というアメリカ映画の舞台になったこともあるターポン・スプリングスはタンパから車で北へおよそ30分のところにあるメキシコ湾沿岸の町。ターポン(カライワシ目イセゴイ科)という魚が豊富に獲れることからこのような名前が付けられましたが、1905年以降、ギリシャからの移民がスポンジ(海綿)漁を始めるようになってからはギリシャ街として栄え、海綿の名産地として知られるようになりました。1930年代には年間総売上数百万ドルもの大規模な海綿産業が栄えましたが、1940年代に入ると赤潮によりその漁獲量が急減したため、ターポン・スプリングスの観光地化が始まりました。幸い、1980年代に赤潮の被害の無い健全な天然海綿が再び発見されてからは、海綿産業復興への取り組みがなされているようです。

観光地としては全く衰えを見せることのないターポン・スプリングス。ダウンタウンから少し離れた Sponge Docks(スポンジ埠頭)を中心とするDodecanese Blvd.にはギリシャ料理のレストランやユニークなギフトショップが立ち並んでいます。通りを歩けばギリシャ音楽が流れ、ふと見上げるとギリシャ語の看板。ギフトショップの前に立ち、観光客を呼び止めては大きな声で海綿の吸収力のよさをデモンストレーションをしているギリシャ系女性がいたり、レストランのクーポンつきメニューを配っている人もいたり、ふと「My Big Fat Greek Wedding」を思いおこします。

実際にターポン・スプリングスの文化的背景や歴史を知りたいなら、文化博物館、水族館、スポンジ博物館( Spongeorama)、スポンジダイビングツアーなどもありますが、食いしん坊の私達がこのギリシャ街にくる理由は勿論ギリシャ料理。ギリシャ料理は基本的には地中海料理で、オリーブオイル、ニンニク、レモンなどを使い、新鮮な魚介類、チーズ、ラム肉などを素材としたものが多く、素朴で親しみ易い家庭料理が楽しめます。いつもどこへ入ろうかと迷いますが、人気があるのは、Santorini、Mykonos、Hellasなど。どのレストランも以下の様な定番メニューを揃えています。

  • タラモサラタ( taramosalata):タラコのような塩漬けの魚卵をほぐして、マッシュポテト、オリーブオイル、レモン汁、タマネギのみじん切りを混ぜてペースト状にしたもの。ディップとして使われます。
  • グリークサラダ:酸味のあるドレッシングをつかったレタスベースのサラダ。フェタチーズ、オリーブなどがトッピングされていますが、上にポテトサラダがのっていることも。
  • サガナキ( saganaki): フェタチーズ ヤギ の乳で作った酸味のある食塩水につけて保存された チーズ )に小麦粉をつけ、フライパンで焼き目をつけたところにブランデーを注ぎ、火をつけます。このときにお客さんも一緒に「Opa!!」と大声で掛け声を。火を消して、レモン汁をまわしてから頂きます。
  • スパナコピタ( spanakopita):紙よりも薄いフィロ生地を何層も重ねてほうれん草とフェタチーズを巻き込んだパイ。
  • アヴゴレモノ( avgolemono):レモン風味のクリーミーチキンスープ。お米やorzoというパスタが入っていて、卵でとろみをつけています。酸味が程よく、食欲がすすむので、風邪を引いたときなど、家でもよく作ります。
  • カラマリ( kalamari):ご存知、イカのフライ。魚介類では他にオリーブオイル、レモン、オレガノ、ニンイクでソテーしたタコ料理や、ボイルドシュリンプなどがあります。
  • イロ( gyro):ミンチ状の牛肉や羊肉を味付け、固めた肉を回転するロースターであぶり焼きし、薄くそぎ落としたもの。肉の串焼きは スーヴラキ (souvlaki)。どちらもピタパンにレタス、たまねぎ、トマトなどと一緒にはさみ、ツァジキ(tzaziki ヨーグルト に細かく切った キュウリ 、すりおろした ニンニク 、オリーブオイル等を加えたソース)をつけて食べます。
  • バクラヴァ (baklava): フィロでナッツ を包み、蜂蜜、またはシロップをしみ込ませた パイ のようなデザート。日本人にはちょっときつい甘さです。
  • ライスプディング( risogaro):お米とミルクで作る、シナモン味のきいたおかゆのような冷たいプディング。お米を粉末状にしたものを使えば、芯がなく仕上がりがスジューズです。
  • アニスの味のするギリシャのお酒、ウーゾや、ギリシャコーヒーなども欠かせません。

おなかも一杯になったところで腹ごなしに町をぶらぶら。マーケットでギリシャ食材、ギフトショップでは貝殻のアクセサリー、洋服、そしてお決まりのスポンジを物色します。実際、ギフトショップなどで売られている海綿でも地元産のものは少ないそうですが、「天然のはやわらかいのよー」と声をかけられるとつい化粧用またはバス用スポンジを手に取ったり、装飾用の大型スポンジを眺めてしまいます。

最後に、この町のギリシャ的ルーツを探りたいと思われる方は、毎年 1月6日に訪れてみることをお勧めします。この日はギリシャ正教会の公現祭(Epiphany)があり、町中がお祭り騒ぎ。メインイベントは、水の中に投入された十字架を青年男子が競って回収する儀式で、見事その十字架を手にした青年には一年間、神の祝福があるのだとか。

こんなターポン・スプリングスでフロリダにいながらギリシャ気分をぜひ味わってみてはいかがですか。


ターポン・スプリングス観光サイト:

http://www.ci.tarpon-springs.fl.us/tourism/

http://www.tarponsprings.com/

 


 


会社概要 | 採用 | リンク | 広告掲載 | 著作権 | ヘルプ | お問合せ

本サイトの無断転載を禁じます。
© ODEKAKE.US. All rights reserved.