|
医療保険の特徴
アメリカでは、国民のほとんどが民間の医療保険を利用しています。多くの場合、企業が従業員の福祉厚生制度の一環として導入し、従業員本人および家族が対象となっています。実際、企業をとうして医療保険に加入する事になるため、勤めている企業がどの保険制度やプランで契約しているかによって、受けられる保険の給付内容や自己負担の割合なども異なってきます。
各企業が契約している医療保険は1つから2種類ありますが選ぶポイントとしては毎月の保険料、年間免責金額(Deductable)、診療室もしくは救急室での受診時にある自己負担金額(Co-Pay)、自己負担の割合が上げられます。一つ覚えて欲しいのはどの医療保険でも年間免責金額は1月1日からの計算なので年の始めの方に診察出来るものはする事をお薦めします。
公的な医療保険は65歳以上の高齢者を対象とするメディケアと、生活困儒者の公的援助をしてあるメディケイドの2種類あります。前者は国から発効されて後者は各州の厚生基金から出されます。
福祉厚生制度の種類と内容
一般的に企業が補給している福祉厚生制度は多種多様であるが主なものを上げると次のとうり。
医療保険
(Medical Insurance)
受診費はもちろん、入院、検査、手術、救急室、高額医療費などの幅広い医療費をカバー。一般的には年齢にあわせた健康診断もカバーされている。
処方箋も自己負担(co-pay)があり、受診費と同じようにカバーされています。ただし、ダイエット薬や禁煙パイポ、薬局の一般の棚においてある薬(over-the-counter)等は一切カバーされていません。後発医薬品(Generic)と特許医薬品(Brand-Name)の薬では自己負担金額が違ってきます。FDA(米国食品医薬品局)では後発と特許医薬品の成分が全く同じ物でないといけない法律になっています。もちろん特許がまだ特許期間以内の医薬品は後発は製造されていません。
★歯科保険 (Dental Insurance)
虫歯の予防から治療、義歯やメタルボンド、矯正などカバーされるものがあります。歯科保険は医療保険よりも各保険の違いが大きく異なり、実際細かく給付内容をよく知っておくとよいでしょう。歯科保険に入っていない場合は後述にあるFlexible
Spendingから払う事ができます。
★生命保険 (Life Insurance)
★傷害保険 (Short-Term Disability ) 三ヶ月以内の障害休暇の給料をカバーしてくれる。
★長期傷害保険 (Long Term Disability) 三ヶ月以上の障害休暇の場合にあてはまる。
★フレキシブル口座 (Flexible accounting )
課税前に給料から取り置き出来る医療関係の費用。歯科料、眼科料やコンタクト&眼鏡料、デイ-ケア(DayCare)そして自己負担の金額等が課税前の金額で払えます。但し、注意したいのが使わなかった金額は年の終わりに没収される事。
民間の医療保険プラン
医療機関が商品として提供されているプランについてふれてみましょう。
代表的なのは以下の通り。
PPO プラン 主治医を選ばなくても直接専門医に受診出来る。
HMO プラン 主治医にまず見てもらい、必要であれば専門医に紹介してもらえる。
POS プラン 主治医にまず見たもらう必要があるが、選べる専門医の範囲が広い。
**プランにより保険料や免責金額が変わってくる。**
キャシュレスサービス
ほとんどの診療所や病院は保険加入者に対してキャッシュレスサービスを設けています。これは、保険会社と提携している現地の医師、または病院などで治療を受けた場合に限り、加入者は治療費を負担する必要がない、というシステム。受診時に自己負担の分だけをカードもしくは小切手、現金で払えることになっています。診察料の請求は保険会社に直接請求され、残りの自己負担の割合金額や免責金額は後から病院や診療所から請求されるのが一般的です。でもこれも何週間かかかるので、帰国する場合はあらかじめ直接病院側に連絡すると後からの請求や海外からの支払いの難点を防ぐ事ができます。
情報提供:内科医 桃山容子
DuPage Medical Group
www.dupagemedicalgroup.com
|