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お葬式のパターン

どこで生活していても、楽ありゃ苦あり。楽しいこと、うれしいことと、辛いことや悲しいことの繰り返しが、人生だ。 アメリカに自分の側の家族がいなくても、パートナーの家族、子供の学校、友達、近所、参加している団体、仕事など、なんらかの関係で、お葬式に出席することがでてくる。そこで、私が実際に出席した、3種類のお葬式の様子をレポートしてみよう。

1.教会でのお葬式 

教会の入り口付近にノートがあり、そこへ自分の名前をサインする。日本でいう「お香典」というものはない。遺族へお悔やみのカードを渡す人もいる。その後、中へ入る。立ち並ぶ遺族の方たちに、自己紹介し、お悔やみを述べる。簡単に「I am so sorry for your great loss.」と言うだけでもいい。

故人と関係が深い順に席につくから、家族のメンバーでなければ、勧められないかぎり、なるべく後ろの方の席に座る。後は、神父の話や、遺族や出席者が故人の思い出をスピーチする。アーメンというタイミングや、十字を切るタイミングなど全然知らなくてあせってしまうかもしれないが、じっとして敬意を払うほうがいいようだ。サービスが終わったら、また遺族の方へ、お悔やみを述べて出ていく。

2.教会以外でのお葬式  〜宗教色が薄い場合〜

伝統的なお葬式ではなく、サービスは芝生の美しい公園内で行われた。大きなテントが建てられ、前方に台が備え付けられている。入り口付近にサインするノートがあるのは同じ。出席者が遺族に自己紹介して、お悔やみを述べるのも同じ。

ただ、故人の親しい人が、四百人以上の出席者の前で歌ったのにはびっくりした。伝統的儀式にとらわれないこういうお葬式では、基本的に、故人をお悔やみする表現の仕方は、規制がないようだ。

ガウンでなく、クビの前部分に四角い白いものがあるスーツを着た神父が、説教し、その後出席者が思い出話などをスピーチした。その後、側に立てられたテントに用意されたスナック(小さいサンドイッチ、 野菜スティック、チーズ、クラッカー、クッキー、ケーキ、飲み物など)を食 べて終わる。

3.The Wakeと教会でのお葬式  〜宗教色が濃い場合〜   

The Wake(あるいはThe Showing)が教会でのサービスの前日にFuneral Homeで行われた。 The Wakeには、故人に別れを告げることと、遺族にお悔やみを述べる目的がある。棺桶に永眠する故人を見せるOpen Casket Wakeと、棺桶は閉じたままのClose Casket Wakeがある。

年老いた故人の死は自然死で、ここでは、故人の家族、孫達といったプライベートな写真や、アルバムが飾られていた。故人が大好きだったというミルキーウェイが大きなボールに入っていて、出席者に食べてもらうようになっており、じめじめした雰囲気は全くない。

出席者はノートにサインして、持ってきたお悔やみのカードをテーブルに置いていく。並ぶ遺族に自己紹介して、お悔やみを述べる。 翌日の教会でのサービスは、まるで何か宗教的なショーを見ているようだった。特に、神父が、キリストが最後に口にしたというワインとパンを食べる儀式や、特別な配合のお香を棺桶に撒くことは私達日本人には珍しい。

ここでもアーメン、ハレルヤ、God be with you, And also with you, Hear my prayerなどを言うタイミングや、FatherがPeace be with youと言った後、自分の左右に座る人達とハグし合うことなど、戸惑ってしまうことがあるかもしれないが、要は、故人に対して敬意を払うことだから、あたふたする必要はない。

タイミングがずれても、大丈夫、真摯な態度で他の人がするようにすることだ。 入ってきた時と同じように、遺族が棺桶を担いで出て行くと、それに続いて出席者も退出する。その後、墓地へ行き、神父のサービスの後、棺桶を埋葬する。 


文・写真/アヤコ モニエー

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