
毎年この時期に行われているタンパベイ化石クラブ主催のお祭り、Fossil Festを初めて体験してきました。長女の科学の先生や、教会の友人などから聞いた話では様子がつかみにくく、化石愛好会の集まりというイメージからして地味で暗い集まりだという先入観しかなかったのですが、行ってみると規模は想像していたよりも大きく、展示物なども興味深いものばかりでした。
展示館はフロリダ・ステイト・フェアグラウンドの敷地内にあり、大きな体育館程度。各ブースにはクラブの会員がそれぞれ採集した化石、鉱石、人工物などが展示、そして販売されています。石ころ大好きの長男は、研磨され宝石のように輝く鉱石を目の前に「天国にいるみたい...」と思わずため息を漏らすほど感激していました。本でしか見たことの無いような珍しい色彩の水晶、空洞化した珊瑚の内側が結晶化したもの、砂漠のバラと呼ばれる結晶なども間近でみることができ、石や鉱石に対する興味がより増したようです。
現在でもフロリダではワニ、マナティー、イルカ、蛇、エイなど、めずらしい動物を見かけることができますが、この同じ地域にアンモナイト、三葉虫、カピバラ、マストドン、ショートフェイスベア、巨大アルマジロなどが生息していたことを考えると想像がどんどん膨らみます。数も多く、特に目をひいたのがメガロドンと呼ばれるサメの化石。この種類は体長が20メートルもあったそうで、歯も15 センチ以上のものがいくつもありました。展示物の多くは販売されており、数十セントのサメの歯から、数千ドルもする恐竜の卵までさまざまでした。

また、クロマニヨン人の頭蓋骨、指が三本ある三趾馬の足の骨、くま犬(Amphicyonidae)、キリンらくだ (オキシダクティルス)などの化石を見ていると、生物の進化がとても身近なものに感じられ、子供達だけでなく、私も非常に勉強になりました。

ブースを一通り見終わった後は、砂場のようなところでやっていた採掘体験をしようと思ったものの、子供達があまり興味を示さなかったので断念し、子供用のクイズコーナーにチャレンジ。今まで見てきた化石とその生物の名前を一致させるクイズボードですが、なかなか難しくてこずっていたようです。また、さらに貴重な化石を展示したディスプレイケースのなかで、星型シールの貼られた化石を見つけ出すクイズもあり、回答用紙を片手にディスプレイを眺めて行きました。回答用紙をクイズコーナーに持っていったところ、引き換えにサメの歯、小さな化石、定規などをお土産に貰い子供達は上機嫌。石好きの長男は自分のお小遣いでは足りないほど欲しいものがいろいろとあったようですが、最終的に選んだのは光ファイバにも使用されている光学ガラスでできた卵状のオブジェと研磨された石。また、長女のためにハート型の石を購入していました。
また、私達は参加しませんでしたが、オークションやラッフルなども行われていたようです。入場料は大人5ドル、12歳以下は無料です。化石採掘体験は75セント、子供でなくとも参加することができます。
タンパベイ化石クラブ主催の化石発掘のフィールドトリップが毎年4月にPeace Riverで行われます。今回展示されていた化石のほとんどがこの川で採れたものだと聞いているので、機会があれば、ぜひ参加したいと考えています。

参考リンク:http://www.tampabayfossilclub.com/