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ストロベリーフェスティバル
冬期いちごの中心地として知られるフロリダ州プラント・シティでは、毎年3月になるといちごの収穫を盛大に祝うストロベリー・フェスティバルが開かれます。今年で75周年を迎えるこのお祭りは、移動遊園地あり、農業畜産コンテストあり、ミス・コンテストあり、コンサートありと、この地域では結構な規模を誇るもので、11日間に渡って行われます。

実を言うと移動遊園地にも、畜産物にもあまり興味がなかった私達は、入場料を払ってまでいちごを食べにいかなくとも...とタンパベイ居住歴15年になるにも関わらず、このフェスティバルを一度も経験したことがありませんでした。しかし、今年は息子が最近気に入っているロックバンドがそこでコンサートをするというので、
それを観に行ってきました。

会場はタンパのダウンタウンから高速道路を約15分ほど走ったところにあります。この日は土曜日、しかも子供の入場無料の日でしたので、高速の出口からかなりの渋滞に巻き込まれる羽目になりましたが、誘導サインに従いながら会場の近辺にようやく到着。(同じく会場に向かった友人達は、あまりの渋滞にフェスティバル行きを諦め、最寄のショッピングモールに遊びに行ったそうです。)初めてのことなので、どのあたりの駐車場が近いのか見当が付かず、また正式な駐車場も無いようでしたので、あたりを少し回った後、入場口から2ブロック程にあった教会の駐車場に5ドルでとめさせてもらいました。

入り口で前売りのチケットを手渡し、地図を受け取った後、会場を一回りしてみることに。会場は移動遊園地が設置されている大広場、工芸品やキッチン用品などの展示館、コンサート会場、畜産物テントなどが中心となっており、その周りに多数の屋台が並んでいました。コンサートまでまだ二時間ほどあるので、その間は展示館と畜産物を眺めながら、いちごずくしを楽しむことにしました。

子供達は小さい金魚鉢に入れられた蛙や玩具などを除けば、あまり展示館には興味がないようだったので足早に駆け抜け、畜産物のテントへ。途中、いちご栽培の今昔を再現している所があり長年にわたる畑の規模や技術的な変化などが一目で分かるようになっていました。しかし進歩はあるにせよ、いちご栽培の基本的な手順や懸念事項などは今でもさほど変わらず、
図りきれない労力がいるであろうということは、農業に携わったことのない者でも想像することができました。

また、畜産物のテントで豚や牛やヤギなどの家畜の本格的な品評会が行われていました。お隣のテントでは、植物、鶏、そしてウサギが出展されていました。長女の中学校にはこのような家畜・農産物の品評会に参加できるプログラムがあり、長女もそのためにウサギの飼育をしていたのですが、事情があって、今年は出展することができませんでした。でもここで展示されているウサギを初めて間近に観察することができて非常にためになったようです。

愛らしいウサギ達を後にし、ようやくいちご探しに。案外といちごデザートの売店は少なく、フェスティバルの名物であるショートケーキをやっと見つけたものの、ブースの前は長蛇の列。まるで乗り物のように待ち時間がかかれた標識があったり、チケット制になっている屋台までも見つけました。このショートケーキ、スポンジまたはビスケットの台に、シロップ漬けになったいちごとホイップクリームをトッピングした、いかにもアメリカらしいスイーツなのですが、うちの子供たちには不評。代わりにいちごシェーキ($4)、ストロベリーパイ($3.50)、いちごとホイップクリーム($4)、いちごピザ($3.50)などを試してみました。なかでも美味しいと意見が一致したのがシェーキといちごピザ。ピザといっても、甘いパイ生地にクリームチーズのベースを塗り、スライスしたいちごを並べた、いわゆるタルトです。クリームチーズのおかげか、パイほど甘くなく、シェーキはまるでソフトクリームのようで、ストローで飲むのが難しいくらい。いちご味はあまり濃厚ではなく、さっぱり味でした。ちなみに、いちごピザとシェーキは両方ともBrandon Farms Marketといういちご園の屋台で購入。同農園はフェスティバル以外でも、毎年11月から4月あたりまで売店を営業しており、シェーキやピザももちろん購入可能です。

さていちごで満足したところで、コンサートへ。コンサート会場はかなり広く、はっきりと音楽は聞こえてくるけれども、決してうるさくはない、ほどよい音量でした。無料席もありましたが、せっかくだからと予約席を購入しておいたので、かなり前のほうで見ることができ、息子もご満悦。コンサートの楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、少し物足りなかったようですが、かなり歩き回ったあとで疲れていたので、すぐに会場を後にしました。

1つ後悔したのは、帰路を急ぐあまり、新鮮な箱入りのいちごを購入してこなかったこと。フェスティバルを境にスーパーなどでもいちごセールが始まるのですが、やはり産地で購入するとさらにお安く手に入ります。今年はフロリダを断続的に襲った寒波が収穫にも影響を及ぼし、値段が若干高めだと聞いていましたが、ハーフ・フラット(10ポンド)で7ドル前後はどう見てもお買い得。ストロベリー・フェスティバルにでかけるなら、必ず1箱お持ち帰りし、家でもいちごづくしを堪能するのが正しい楽しみ方かもしれません。



関連リンク: 
Florida Strawberry Festival
http://www.flstrawberryfestival.com/

Brandon Farms Market
http://www.brandonfarmsmarket.com/

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